ケース1 既知または推測される遺伝子と疾患の関連を基にした,化合物と疾患の関連データセットの作成

化合物と疾患の関連データセットを作成する方法を,次の二つのケースについて説明します。

  1. 1 疾患(Gene/DisGeNET)経由
  2. 2 遺伝子-疾患ペア(ClinVar, GWAS and dbSNP)経由
    これらは,遺伝子変異から推測される遺伝子-疾患の関連
    情報が含まれています。

ケース1.1 疾患経由(Gene/DisGeNET)経由

1. TargetMineのメインページで,”Query Builder”タブをクリックします。

TargetMineの”Query Builder”タブをクリックします。

2. “ChEMBL Compound”を選択した後,”Select”ボタンをクリックして,クエリを開始します。

“ChEMBL Compound”を選択して,”Select”ボタンをクリックします。

3. “Model browser”でTargetMineのデータモデルを表示させることができます。データモデルは,ツリー構造をしており,”+”をクリックすることで,サブクラスが表示できます。例えば,”ChEMBL Compound”クラスをルートとして,サブクラスの”Target Proteins”をクリックすると,さらにそのサブクラスの”Activities”, “Data Set”, “Protein”が現れます。”ChEMBL Compound”からはじめて,”Disease Tearm”を表示させるには,”Target Proteins”,”Protein”,”Genes”,”Disease”,”Disease Tearm”と順に展開します。

ツリーを展開し,TargetMineのデータクラスを表示させます。

4. 次に各々のクラスについて,属性の”SHOW”タブをクリックすることで出力テーブルに追加することができます。例えば,”ChEMBL Compound”クラスの”Name”,”Original Id”。”Gene”クラスの”DB identifier”,”Symbol”。”Disease Term”クラスの”Identifier”,”Name”を選択します。
選んだ項目は”Query Overview”に表示されます。

出力したい項目の”SHOW”タブをクリックします。

5. このチュートリアルでは,結果出力をすぐに得られるようにChEMBL Compoundに制限を付けます。”ChEMBL Compound”クラスの”Name”の”CONSTRAIN”タブをクリックし,ポップアップ画面で,名称として”acetaminophen”を入力し”Add to query”ボタンをクリックします。制限なしの検索はサーバに負荷がかかりますので,クエリーをサブミットする前に(お問い合わせへのリンク)ご相談ください。
尚,制限なしの場合の結果はこちらからダウンロードできます。

”CONSTRAIN”をクリックします

結果出力をすぐに得られるようにChEMBL Compoundに制限を付けます。

6. ”Fields selected for output”エリアで,出力カラムに対応する項目のボックスをドラッグ&ドロップすることで,結果テーブルのカラムの並びを変更できます。

結果テーブルのカラムを削除,または並びを変更できます。

7. “Show results”ボタンをクリックして結果テーブルを表示します。
この方法とは別に,APIを使って,HTTPリクエストや,Perl,Java,Python,Ruby,JavaScriptなどのプログラム言語でデータを操作できます。

クエリーの結果を確認します。

8. リストをソートしたり,フィルタしたりもできます。タイトル行にある”▲”または”▼”をクリックし,そのカラムのアイテムでソートします。また,漏斗アイコンをクリックしてポップアップ画面を開いて”Add filter to”ボタンをクリックし,次に開かれたポップアップ画面で,このカラムのアイテムに対する制約条件を入力し,最後に”Add constraint”ボタンをクリックして,リストをフィルタします。

リストをソートできます。

リストをフィルタできます。

9. “Export”ボタンをクリックしてクエリーの結果を保存します。

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